sangak’s diary

『TUTAYA』は不便?

●初めて利用するサービス

 ちょっと古いCDを探していたところ、家からだいぶ離れたTUTAYAで貸し出していることが分かった。
 そこまで行くのは面倒なので諦めようかと思ったが、「取り寄せレンタル」があることを思い出した。
 たしか別の店にあるCDやDVDなどを、近くの店に移送してくれるサービスだったかと思う。さっそく試してみようと調べたところ、なんとも奇妙な記述にぶつかった。
 料金の記述がどこにもないのだ。いわく「店舗によって違うから直接確認するように」とのこと。いまどきそんな不親切なサービスがあるのか?
 公営の図書館ですら、ネット上の予約ボタンを押すだけで、地域内のどこの図書館からでも無料で取り寄せできるこの時代に。サービスが有料なのはしょうがないにしても、その値段すら分からないというのはどういうことだろう。
 まぁ仕方ないので、近所のTUTAYAに行き、店内にある機器で取り寄せの手続きを始めてみた。
 商品のタイトルはわかっているし、系列店にあることも確認済みなので、検索はすぐに済んだ。続いて予約の手続きに入ろうとしたのだが、その前にいろいろな注意事項が出てきた。
 「追加料金が発生すること」、「一週間以内に取りに来ること」など、一読して納得できることばかりだったので同意したが、この時点でも追加料金について不明であり、どうにも釈然としなかった。
 諸注意事項に同意すると、今度はカードの番号を聞いてきた。

●値段提示もないまま進む手続き

 何となく不安を感じて、そこで手続きをやめた。これを入力してしまうと、契約が成立したことになりそうな気がしたからだ。じつのところ、このサービスを利用するかどうかは、料金次第だと思っていたのだ。追加料金の値段を確認後、予想より高かったらキャンセルするつもりだった。

 その値段を確認する前に契約が成立してしまったら、予想外に高額だったとしても断れない。なにしろ諸注意に同意してしまっているのだから。
 実際には、どういう手続の流れになっているのか分からない。あるいは、まだまだキャンセルできるタイミングは残っているかもしれないし、このあとに追加料金についての説明があったかもしれない。だが、初めて利用する人間にはそんなこと分かりっこない。
 正直、このシステムは不親切だと思う。図書館の経営を代行する会社にしてはお粗末だろう。なにしろ有料でありながら、無料の公共サービスよりもレベルが低いのだから。できれば改善してほしいところだ。
 ちなみに目的のCDはAmazonで中古品が売っていたのでそれを購入した。こういう手軽さでネットに負けるところも、レンタル店が姿を消していく原因なのではないか、と思えてならない。