sangak’s diary

安藤優子氏の相撲論

 

ひるまない (Grazia Books)

ひるまない (Grazia Books)

 

 

●張り手封印の白鵬、3日目に今場所初黒星「いいところない」(スポニチ
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/01/16/kiji/20180116s00005000195000c.html

 落語家のヨネスケ氏やタレントの林家ペー氏をスタジオに招き、横綱の張り手問題について語られていました。
 番組を見ている限り、ニュースキャスターの安藤優子氏は、白鳳に対するこうした動きに対してかなり否定的な印象を受けました。
 「張り手を使わないと負けるというなら、もう横綱は引退すべき」という声に対しては、「厳しくないですか?」、「白鳳さんがモンゴル人だからということはないですか?」と、あくまで現代的な感覚、相撲=スポーツという視点で、人種差別に絡めてまで持論を展開していました。
 これには、歌手で女優の生稲晃子氏や教育評論家で法政大学特任教授の尾木直樹氏も加担sいますが、ヨネスケ氏と林家ペー氏は、これまでの実例をあげてひとつひとつ反論。
 「張り手を使ってでも勝ちたいという気持ちもあるじゃないですか」、「取り口は置いておいて、立ち居振る舞いは横綱の貫禄があるじゃないですか?」、「白鵬さんが負けたときに万歳が起きていた、そのときの心情もあったのではないか」と、さまざまに論点をそらして食い下がりますが、ことごとく実例をあげて論破されていました。
 あくまで個人的な印象ですが、安藤氏は、どうも感情的になっている気がしましたね。ご自身で「相撲に詳しくない」と認めておられるのに、なぜ下調べもせず、ご自身の感覚だけで話をされるのか。
 とくに相撲の場合、「神事と捉えるか、スポーツと捉えるか」で、ルールや作法に関する視点がまったく異なるわけで、どちらか一方に偏った見方をしていては全体像を見誤ることになります。
 「一視聴者」としての意見であれば、それでもまったく問題ないのですが、番組を背負ってコメントされるのであれば、感情に振り回されることなく、理性的に論じていただきたいものですね。
 その結果として、中立な視点をもつか、白鳳氏を支持するかは、ご自由になさればいいと思います。

 

sangak.hatenablog.com