sangak’s diary

再配達有料化のヤマト運輸は配送予定時間を無視することで荒稼ぎする気か?

 

 

●宅配便の再配達削減に向けて(国土交通省
http://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/re_delivery_reduce.html

再配達削減のために活用をお願いしたい3つの方法
1.時間帯指定の活用
2.各事業者の提供しているコミュニケーション・ツール等(メール・アプリ等)の活用
3.コンビニ受取や駅の宅配ロッカーなど、自宅以外での受取方法の活用

(以上、記事より抜粋)

 宅配業の再配達が運送業者の負担になっていることが話題となっており、宅配業大手のヤマト運輸による「再配達の有料化」も大きな注目を浴びました。
 こうした一連の背景には、荷物の受け取り手側のモラルの欠如が一因だとされています。
 荷物が届いたとき、どうしても時間の都合が合わず、荷物を受け取れないということはあるでしょう。しかし、なかには「起きるのがめんどくさかった」、「メイク中だった」など、およそ緊急性に乏しい理由で居留守を使い、運送会社に最配達を強いるケースも少なくないそうです。
 それでは運送会社としてもたまったものではないでしょう。宅配便を利用する側も、最低限のマナーやモラルを持つべきだと思います。

●指定時間に荷物が届かなかった場合でも再配達料金を強制されるのか?

 しかし、一方、利用者にモラルを要求するからには、当然ながら運送会社側にも、これまで以上に真摯に仕事に取り組んでいただきたいものです。
 先日、とある荷物の到着が、指定時間から大幅に遅れるということがありました。利用した運送会社はヤマト運輸です。
 「午前中」と時間指定したにも関わらず、実際に荷物が届いたのは夕方近くになってからのことでした。
 遅れるのは仕方のないことだと思います。事故や事件など、予想外のトラブルは常に起きるものですから。
 問題なのは、遅延について利用客であるこちらに何の連絡もなかったことです。
 「午前中」と指定した以上、こちらはその時間ずっと家で待機しています。外に出かけることもできなければ、手間のかかる作業をするわけにもいきません。極端なことをいえば、インターホンの前から動くことさえためらわれます。
 いつ荷物が届いてもいいように、ずっと待機していました。
 ところが、10時になっても、11時になっても荷物は届かず、ついには午後になっても誰もきません。会社側に連絡しても「わからない」の一点ばりです。
 予定時間を大きくすぎ、ようやく荷物が届いたところで、担当の方に「なぜ一報もらえなかったのか?」とたずねたところ、次のような答えた返ってきました。
 ・自分は個々の荷物の指定時間など知らない。
 ・仮に指定時間が過ぎたところで何百何千とある受け手にいちいち連絡などしていられない。
 とのことでした。
 いささか無責任に感じるのは私だけでしょうか?
 では、到着時間を指定する意味とはなんでしょうか? 指定された配送時間を担当者に通達することもせず、遅れるときに連絡のひとつもできないようなら、時間指定する意味はないのではないでしょうか?
 再配達を有料化するのは結構なことですし、ぜひ進めるべきだとは思いますが、であれば運送会社側も、指定時間内にきっちり届けるよう責任をもち、もし遅れるようならその旨を連絡するくらいのことはしていただけないものでしょうか。
 利用者に最低限のモラルを要求するのであれば、運営会社側もそのくらいの常識は持ってほしいものです。
 もしヤマト運輸がその程度の対応もできないのであれば、今後の利用を考えなければならないでしょう。有料化に見合うだけのサービスを期待したいところです。