sangak’s diary

『バイキング』アルマーニ標準服は校長の無責任な見栄か?

 

教師の責任と教職倫理

教師の責任と教職倫理

 

 

アルマーニの制服を採用した泰明小の校長 派手好きとの評判も
http://news.livedoor.com/article/detail/14286107/

「泰明小は『東京オリンピック教育推進校』に選定され、15年に元女子マラソン選手の増田明美を招いて『第1回泰明マラソン』を開催。また、和食給食を広める取り組みで、16年12月には自民党小泉進次郎農林部会長(当時)が視察に訪れている。標準服を一新することで“実績”になると考えたのかもしれません」(学校関係者)
(以上、記事より抜粋)

 「あれこれ言い訳しているだけでただのパフォーマンスだろう」という見方があるみたいですね。
 これに関しては本日の『バイキング』でも取り上げられていました。
 番組では校長の会見が流されました。
 標準服にかかるコストについて、和田利次校長は「本校の生徒たちの保護者であれば出せるのではないか」と、親への負担を当然のものと断言。
 また、標準服着用の有無で生徒たちに格差が生じ、ひいてはいじめに発展するのではという危惧もあり、記者からの質問に対し「(そういう事態は)想定はしていた。そうならないように、子供たちには、それが元で子どもたちを馬鹿にしたり、悪口をしたりするようなことはないと、徹底していきたいと思っています」
 これを受けて番組MCの 坂上忍「僕は、いじめを100%防ぐなんてことはありえないと思っている。よく言い切れたな」と校長の発言に対して不快感を示し、「(いじめの原因となりうる)特権階級意識を生み出すものを大人の側がポンと与えるもんだな」と非難。
 コメントを求められた弁護士の佐藤大和氏も「まったく理解できない。今は教育も個性を尊重する時代であり、日本国憲法にも『教育は無償』と書かれている。(そうした風潮に対して)考え方が逆行している」と断言。
 さらに、アーチェリー選手で日本体育大学教授の山本博氏も「年齢からしてこの校長は、新1年生の卒業前に退任する。つまり生徒たちの行く末を見届けない。(いじめ問題に対処するといっているが)そうした責任を現場の教師たちに押し付けているわけです」と、会見の発言とは裏腹に一方的なやり逃げになる無責任さを非難。
 和田利次校長は、高価なブランドを使うことに関して「教育が劇的に変わるという劇的な効果はない。だが視覚的アイデンティティー」と認め、さらに「銀座の町に140年支えられてきた、銀座の学校としてやっていく」と、方針を変える気はないようです。 
 「銀座の町に140年支えられてきたからアルマーニ」という発想がよく分かりません。
 調べたところアルマーニの創業は1975年ですから、まだ半世紀も経っていません。創立者ジョルジオ・アルマーニ氏はイタリア人ですから、これといって銀座に縁があるわけでもなさそうです。
 「銀座の町に支えられた」というのであれば、銀座界隈の日本ブランドの衣服を使うほうがもっともらしいのでは? オリンピックで訪日する外国の方々へのアピールにもなりますし。わざわざ海外のブランドを使うことに何の意味があるのでしょうか?
 校長の言い分はどうにも合理的な説明に欠けていて、校長の舶来コンプレックスというか、成金思想に見えてしまうのですが、いかがでしょうか?

 

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