sangak’s diary

【レスリングパワハラ問題】坂上忍氏、栄監督の体調不良説に不信感丸出し

冤罪報道―「言論の暴力」と闘った一市民の記録

伊調のパワハラ問題を報告=心身衰弱の栄氏欠席-レスリング協会(時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018030801321&g=spo

 『バイキング』では連日この問題を取り上げていますが、本日も同様でした。
 栄氏が体調不良を理由に会議を欠席された件について、タレントで同番組MCの坂上忍氏は「政治家の常套手段じゃないんですか?」と、さも仮病であるかのように指摘すると、そのまんま東氏も「そうでしょうね」と断言。
 またしても偏見と妄想で個人を批判していますね。芸能人がスキャンダルで追われたときにと態度が違いすぎると思うのは気のせいですかね。
 番組内で再び栄氏の状況について説明されると、坂上氏は重ねて「ああ、そうですか」と呆れた表情を浮かべ、「心身衰弱しているのは伊調選手のほうなんじゃないんですかね。告発者は顔を出しているのに、告発状に名前をあげられた方は出てこない。世間がどう見るか考えたほうがいい。得も何もないじゃないですか」と、さも逃げ隠れしていると言わんばかり。
 一方的な報道ばかり繰り返すマスコミをシャットアウトするだけでも、得はあると思いますけどね。本当に栄監督が心身衰弱しているのであれば、ですが。
 なぜ坂上氏は、栄監督の体調不良を仮病だと決めつけているんでしょうか。
 以前からも指摘していることですが、まだ何の調査報告もされていないのに、「告発状の内容が正しい」という前提に立っていることがとても気持ち悪いです。
 日本は法治国家です。証拠がすべてであり、告発状は「証拠」ではありません。
 被害者側の気持ちに寄り添うのは、倫理観としては正しいと思いますが、証拠の無い事柄について、断罪的な態度をとるのはいかがなものでしょうかね。日本にも国民情緒法が適用されるべきとのお考えなんでしょうか。

現場の人間は「栄氏に功績を横取りされた」と主張?

 また、スポーツライターの 小林信也氏「最近になって、栄監督が強化本部長として男子の指導も担当することになった。その後、男子の成績が上がってきて、栄監督の功績になっている。しかし、それ以前から男子の担当をしていたコーチとしては、『自分たちの指導が芽を出しただけなのに』という気持ちもある」と、現場のコーチや監督たちが、栄氏の下で不満をもっていることを紹介。
 男子が結果を出したことに、栄氏と他のスタッフ、どちらの功績が大きいかについては判断が難しいですよね。確かに下地を作っている段階と、それが花開くタイミングというのは、多少のズレがあるものですからね。
 しかし一方、栄氏就任前に「下地ができつつあった」という確実な証拠はあるのでしょうか? 少なくとも、小林氏はそれについては全く言及していませんでしたが、坂上氏を筆頭に、番組出演者たちはこの小林氏のコメントを鵜呑みにしていました。
 おかしな話ですね。
 「才能のない監督やコーチ陣が、優秀な栄氏の功績を妬み、さも自分たちの手柄であると吹聴している」という想像もできると思うのですが。少なくとも、栄監督の就任以前は、成果を出せていなかったというのは事実なんですよね? なぜ、成果を出せていなかった側の意見だけを鵜呑みにされるのか。
 番組内では、東氏が、理事会や第三者委員の対応について「両方の意見を中立に聞くべき」と発言されていましたが、まずご自分たちの言動を顧みられたほうがいいのではと思いますね。
 素人ならばともかく、マスメディアを使って発言するのであれば、明確な証拠が開示され、真相が明らかになってからでも遅くないと思うんですよ。
 メディアがこれまでに多くの冤罪を生んできた、という自覚があるのなら。

 

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