セルフカットに挑戦してみた
お手頃なお値段が決め手
ここ数年、千円カットで「伸びたら切る」を繰り返していたところ、セルフカットに興味を抱きました。いろいろ情報を集めてみましたが、まったくの未経験なので特別な技術なんて持っていないし、練習する方法もない。というわけて、手っ取り早く思いついたのがバリカンを使うカットでした。
そこで大型量販店やネットを徘徊し、手頃なのを探していたところ、コレにたどりつきました。
決め手は値段ですね。このお値段なら千円カット2回分でおつりが来ます。
「もし失敗したとしても、さほど痛手ではないだろう」、「バリカンの練習になるだろう」といった、逃げの理由があったことは否めませんが、使ってみた感じでは、少なくとも「買って損した」という気にはなりませんでした。
アタッチメントで調節自在
2種類のアタッチメントを付け替えることで、最小1mmから最大70mmまで、自動的に調節ができます。女性にはいささか物足りないかもしれませんが、男性ならほぼほぼまかなえるでしょう。
この最大70mmというのがポイントで、自分が調べた限り、これほど長めに残すことができる機器はこのHC-FW26-Aだけでした。
値段がこの倍以上する機器でも、40mmくらいまでなんですよね。
「切りすぎる」という心配がないので、初めてでもガンガンカットすることができました。できあがりのほども、初めてにしてはなかなかだったと思います。
なお、同機器には、「ヘアアレンジシート」なるものが入っていて、これを読めば「ベリーショート」や「ボブ」など、基本的なカットのやり方がわかります。自分もこれを見ながらやってみました。
アタッチメントの使い方から、バリカンのあて方まで説明されていて、非常に分かりやすかったです。
8時間の充電で40分使用
最初は長すぎるような気がしたのですが、他社の機種も似たようなものでした。
使用する前日の夜にセットしておけば、問題ないと思います。
また電源コードは約1.8mありますので、他人をカットする分には充電の必要もありません。
付属とセットの別バージョン
本商品には「HC-FW36-S」もありますが、機器の性能はほぼ変わりません。カット時に髪の毛が散らばらないようにする「ヘアーキャッチケープ」がついているだけです。
このケープは単体でも購入できるため、最初に機器だけを購入しておいて、あとで必要に感じたら購入するという手もあります。
IZUMI ヘアキャッチケープ ICC-40-A
ちなみに某量販店では、Aと別売りケープをバラで購入したほうが安上がりだったので、自分はそうしました。
いちおう気になった点も
アタッチメント内に髪の毛がたまる
本機では、刃にかぶさるようにして、アタッチメントを装着するため、カット中、刈り上げた髪の毛がアタッチメントと刃の隙間に溜まっていきます。そうなると、刈り上げた毛が刃をふさいでしまい、カットができなくなります。
初めて使ったとき、これに気付かずに10分くらい髪にあてていて、ほとんど切れていませんでした。
これは構造上やむをえないことで、ある程度、刈り上げたらアタッチメントを外し、たまった髪の毛をゴミ箱に捨てていくといいと思います。
固定しにくいヘアキャッチケープ
Sに同梱されているケープですが、説明によると「使わないとくは丸めて収納」とあるのですが、じつはこれが曲者でした。
このケープは、布地をとりまく外枠(画像の青い部分)がプラスチック製で、使用する際には両肩に置く形でセットします。
しかし、丸めて保管しておくと、外枠がその形に固定されてしまい、いざ使おうとしてもうまく広がってくれないのです。最初に使ったときには、ちょっと肩を動かしただけで外枠の留め金が外れてしまい、肩の位置に固定するだけで一苦労でした。
使わないときも広げた状態にしておいたほうがよいかと思います。
まとめ
若干戸惑う点もありましたが、一度使ってみた限りでは、まったく問題は感じられませんでした。もちろん、当方はずぶの素人であり、2回、3回と使っていくうちに不満点が出て来るかもしれませんが、その場合は追記いたします(おそらく2、3ヶ月後になると思いますが……)。
とりあえず「バリカンを使ったことがないので安いもので試してみたい」という人や、「失敗したら最悪ボーズにすればいいや」という人には、間違いなくおすすめできる商品です。