sangak’s diary

【働き方改革】モンスターなのか子供なのか

モンスター社員が会社を壊す!?

急増する「子ども社員」が職場を壊す…公然と膨れっ面、ひたすら「待ち」状態(Business Journal)
http://biz-journal.jp/2018/03/post_22714.html

 「子ども社員」とは子どものように幼稚化している社員のことである。昨今職場で多く見られる。パワハラ上司などは、他者への配慮に欠けているという段階で、すでにこの傾向がある。さらには、部下は会社から一時的に預かっている会社の資産であるにもかかわらず、まるで自分が自由に使える自分に与えられた道具のごとく考えているような上司は、完全に「子ども社員」である。
(中略)
 職場で見られる「子ども社員」の特徴をまとめると、以下のようになる。
・他人に関心がない。自分のことばかり考えている。
・他人を変えようとする。自分が変わろうとはしない。
・他人に働きかけない。自分に何かしてくれるのを待っている。
・自分がうまくいかないのを他人のせいにする。失敗から学ばない。
・チャレンジしない。従来路線を踏襲する。
・自ら話しかけない。話しかけられるのを待っている。
(以上、記事より抜粋)

 日本だけでなく、アメリカでも増えているというのが興味深いですね。
 とくに根拠のない想像ですが、これってひょっとして、よく海外を持ち上げて日本の社会を批判したがる人たちのいう、「欧米的な職場」が生み出す弊害だったりしませんかね?
 「飲み会キライ」とか「年功序列はナンセンス」とか「仕事とプライベートは明確に分ける」とか、そういう気風をこじらせた結果、こういう社員が増えてきた、なんてことだったりはしませんかね?
 記事では、こうした子供社員の増加について、「会社で寛容性が失われていることが原因のひとつ」、「対話が減ったことが直接の要因としてある」と結論づけていますが、でも、会社内での日常的な会話や交流を否定してきたのが、「欧米的な職場」だったのではありませんか?
 上司が退社後に飲みに誘うことや他愛のない冗談ですら、パワハラだのセクハラだのと騒ぎ立てられる現状では、「会話しない」ことが自己防衛になるわけで、そんな空気を作り出したのは誰かということです。
 自分たちで会社から寛容性を奪っておいて、そこから生まれる弊害を会社のせいにするなんて、何を言ってるんだかと呆れてしまうわけですが、その点について全く言及していないのは、ちょっと残念ですね。次回以降の記事に期待したいところです。