sangak’s diary

【財務省】福田淳一事務次官、セクハラ発言完全否定

部長、その恋愛はセクハラです! (集英社新書)

財務省 福田次官、セクハラ否定「事実と相違、提訴準備」(毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180416/k00/00e/010/241000c

 週刊新潮で女性記者に対する財務省福田淳事務次官のセクハラ発言が報じられた問題で財務省は16日、次官からの聴取結果を発表した。福田次官は「週刊誌報道で記載されているようなやりとりをしたことはなく、心当たりを問われても答えようがない」と事実関係を否定。報じた新潮社に対し、名誉毀損(きそん)で提訴を準備していることを明らかにした。
(以上、記事より抜粋)

 本日の『ひるおび』では、速報という扱いで取り上げられました。
 このコメントを受けて、政治評論家の伊藤惇夫氏は「週刊誌は第二弾を用意しているもの。あとになって後悔することになるかもしれません」と福田氏の対応を拙速と判断。
 時事通信社特別解説委員の田崎史郎氏は「私は福田氏にお会いしたことがないので分からないのですが、(録音の)声だけで(福田氏だと)判断できるものなんですかね。雑音がひどいですし」と、録音データそのものを疑問視。
 元裁判官・国際弁護士の八代英輝氏は「福田さんは、音声そのものについては『自分ではない』と否定はしてないんですね。ただ、女性に対して言ったわけではないとおっしゃってる。例えば、僕が恵さんに『おっぱいさわっていい?』と言ったらセクハラになるのか、ということなんでしょう」と、対話相手のデータが消されていることで、相手がまだ判明していないという事実を指摘。
 これを受けて、伊藤氏は「悪意を持って解釈すれば、『女性記者が名乗り出ないだろう』と考えて、こういうことを言っている可能性もある」と、被害女性が泣き寝入りするに違いないと高を括っているとのではとコメントされました。
 本当にそうだとしたら、被害者に対してあまりに失礼な話ですね。あくまで本当ならの話ですが。
 福田氏が徹底抗戦の構えを見せているということは、あるいは事実無根ということもありえるわけです。今の時点で、「セクハラは事実」という前提で批判を展開するのはいかがかと思います。

 あとひとつ気になったのは、八代氏の発言ですね。
 仮に男性相手であったとしても、セクハラは成立するのではないでしょうか? もし「同性同士であればセクハラに該当しない」というのであれば、同性愛者に対する差別につながるような気がします。
 八代氏は、法律家として、つねに公平中立な立場を貫かれる方ですから、一方的な差別発言をされる方ではないと信じていますが、悪意ある受け取り方をされたときに誤解を招く発言だったように思います。