sangak’s diary

【財務省セクハラ問題】原千晶氏「夜中に出かける記者にも問題があるのでは?」

財務省の闇 ~最強官庁の「出世」「人事」「カネ」 (別冊宝島 Real)

野田総務相、セクハラ疑惑「違和感ある」 財務省を批判(朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASL4J7HPJL4JUTFK02L.html

 (福田淳一・財務事務次官がセクハラ発言を繰り返したとされる問題をめぐる財務省の対応について)相当やり方に違和感がある。女性のセクシュアルハラスメントの被害は、それをなかなか訴えられないということもセクシュアルハラスメントの問題の一つ。「自分だったら(被害者だと名乗りでることが)できる?」という話ですよね。私も何か考えていかないといけないと思っている。
(以上、記事より抜粋)

 セクハラ被害者に名乗り出すよう呼びかける財務省の対応について、本日の『ひるおび』でも取り上げられ、さっそくスタジオからでも批判が飛び交いました。
 元裁判官・国際弁護士の八代英輝氏は「公益通報の制度をないがしろにし、さらにセクハラ被害のなんたるかを理解していない人にしかできないことだと思いますね。(被害者が実在したとしても)出てくるわけがないですよ」と、人権無視ともとれる財務省の対応に苦言を呈し、元読売新聞社社会部記者で評論家の大谷昭宏氏も「『(本人が)出てこないから、事件はない』なんて、そんな馬鹿な話がありますか?」と、被害者に寄り添っているとは思えない対応だと批判。
 ここで、タレントの原千晶氏は「大臣に呼び出されたからといって、夜中に行くというのはどうなんでしょう?」と女性側の行動にも問題があるのではという主旨の発言をしますが、大谷氏や政治評論家の伊藤惇夫氏から「たとえ夜中の1時でも、寝間着に着替えていたとしても、すぐに駆けつけますね。それが仕事です」と説明され納得していました。

 ニューヨーク州弁護士で元財務官僚の山口真由氏は「女性の名前を抑えようとしているのは、政府としては、女性の上司を抑えて発言を封じ込めようという思惑があるかもしれない。その場合、『会社として女性を守る』という姿勢を示してほしい」と発言。
 それを受け、伊藤氏は「その場合、財務省がこの件を根に持って、将来、その会社に情報を与えないようなことも起こりうる」と、「セクハラを許容するような幼稚な政府には、公平中立な態度を期待できないのでは」という主旨の懸念を示すと、時事通信社特別解説委員の田崎史郎氏は、「マスメディアは、セクハラ被害に立ち上がる女性の勇気を讃えている。そうであれば、メディアの側も勇気をもつ必要がある」と、女性の所属している会社に名乗りをあげるべきと反論。
 田崎氏のおっしゃることは、一見正論のように聞こえますが、この件で被害を被るのは、田崎氏ではなく、その会社ですよね。ご自身は、これまでにそうした勇気を示してこられたのでしょうか?

財務省、福田事務次官のセクハラ疑惑について顧問契約結ぶ弁護士事務所に調査委託(niftyニュース)
https://news.nifty.com/article/domestic/government/12198-016957/

 福田事務次官の女性記者への「セクハラ発言」疑惑を巡り、16日、財務省は福田氏が報道内容を否定する聴取の結果を発表し、今後、外部の弁護士に委託し、調査を続けるとしています。
 しかしその後、野党6党で行われた合同ヒアリングで、財務省側はこの弁護士事務所と財務省が顧問契約を結んでいることを明らかにしました。野党側は「財務省と顧問契約がある弁護士事務所に調査を依頼しても公正中立な調査ができるはずがない」として、財務省に質しました。
(以上、記事より抜粋)

 この件についても、スタジオで批判が続出しました。
 山口氏は「民間企業で、社長がこのような対応をしたら、明らかに異常ですよね」と、財務省の対応が組織ぐるみで隠蔽を行おうとしているのではと痛烈に批判。
 組織ぐるみという点に関しては、福田氏が辞任に追い込まれた場合、その責任が麻生太郎財務相に及び、さらに安倍晋三内閣総理大臣任命責任にまで及ぶからだそうです。
 セクハラ被害よりも、自分たちのメンツが大事なのでしょうかね。セクハラ撲滅に邁進する世界の動きに逆行しているような気がするのですがどうでしょう。
 このあと、福田氏は海外へ赴かれるでそうですが、セクハラに対してこれほど幼稚な感性の持ち主であることを大々的にアピールして大丈夫なのでしょうかね?

 ちなみに番組では、福田淳一氏が「自分の声かどうか分からない」と回答した件について、出演者たちは一様に「自分の声かどうか分からないなんてことがあるのか?」と疑問視していましたが、個人的には、福田氏の主張はあながち間違ってないように感じます。録音した自分の声って、ふだん自分が耳にしている声と、印象が違うんですよね。