sangak’s diary

【財務省セクハラ問題】自民党の長尾敬衆院議員はセクハラの意味を理解できていない?

それ、パワハラです 何がアウトで、何がセーフか (光文社新書)

反セクハラ
自民・長尾氏、女性議員に「縁遠い方々」(毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180423/k00/00m/040/091000c

 財務省福田淳一事務次官のセクハラ疑惑を受け、黒い服の装いで抗議する野党の女性議員らについて、自民党の長尾敬衆院議員(55)=大阪14区=は22日、「セクハラとは縁遠い方々」などとするツイッターの書き込みを削除して謝罪した。ネット上に掲載した文章で「セクハラにあたるというご指摘を真摯(しんし)に受け止める」と説明した。
 長尾氏は20日、ツイッターで「#Me Too(私も被害者)」と書かれたプラカードを掲げて抗議の意思表示をしている女性議員らの写真を掲載。「セクハラはあってはなりません」としながら「少なくとも私にとって、セクハラとは縁遠い方々です」「私は皆さんに、絶対セクハラは致しませんことを、宣言致します!」と書き込んでいた。
(以上、記事より抜粋)


 この長尾氏いわく「複数の男性議員も含まれていたから『無縁な方々』とした」とおっしゃっていますが、つまりこの長尾氏の中では、「男性に対するセクハラなど存在しない」ということなんでしょうか? ゲイによる性犯罪が起きているこのご時世に、なんという不見識な発言なんでしょうか。もしかして、この方、同性愛者に対しても偏見をお持ちなのではありませんか?
 のちに「女性議員に対するセクハラ発言ともとれる投稿だと理解いたしました。心からお詫び申し上げます」」と書いているあたり、御本人は「誤解だ」といって逃げ切るつもりなのかもしれませんが、こんな幼稚な罵声をツイートする時点で、ハラスメントや性差別に対する認識の乏しさを表明しているわけで、その点を自覚できてないところに呆れますね。
 長尾氏は野党議員が国会の審議を止めていることに憤りがあるとのことですが、だとしたらそれをそのまま言葉にすればいいわけです。個人的には、むしろ「国会審議の妨害」を盾にして、心底にある女性蔑視を露呈したように受け取れてしまいますね。こんな粗暴な言葉を吐き出せるのは、普段からこのようなことを考えている証拠だと思えてしまいます。