sangak’s diary

生徒の自主性を重んじない日大アメフト部のコーチ陣は人種差別主義者だった?

現代スポーツ評論36 特集:大学スポーツの産業化

日大アメフト部コーチが声明出す選手に脅し 「自分の首しめる」(Livedoor NEWS)
http://news.livedoor.com/article/detail/14779091/

 テレビ朝日の取材で、日大アメフト部員たちが近日中に発表すると言われている危険タックル問題に関する声明文の内容が明らかになった。「内田正人前監督と井上奨前コーチからタックルの指示があった」という結論や、再発防止策として、すべてのコーチの退陣要求などが盛り込められているという。
 また、この声明文を出すにあたり、コーチ陣の妨害があったというから驚きだ。
選手たちが声明文を出すためのミーティングをしていると、突然(井上コーチとは別の)コーチが弁護士とともに現れ、「声明文を出すと自分たちの首をしめることになるぞ」と発言。別の日には隣の部屋にコーチがほぼ全員集まり、ミーティング中の選手たちを6時間ずっと「監視」していたという。まったく「怖い」「異常」としかいいようがない。
(以上、記事より抜粋) 

 部員たちの自主的な行動に対して、脅迫的な行為をするとは恐れ入りますね。これもまた「そんなつもりで言ったわけではない」と言い逃れする気なのかもしれませんが、生徒さんたちの中で「首を絞めるとは具体的にどういう意味ですか?」と確認された方がいらっしゃるかもしれませんね。
 ちなみに、この日本大学の公式サイト(http://www.nihon-u.ac.jp/education_strategy/)には、以下のような文言があります。

日本大学は創立以来、進取の精神で大学教育・研究をリードしてきました。
 その理念として掲げるのは「自主創造」。
 日本人としての主体性を認識し、その上でグローバリゼーションに対応できる
 視野で物事を捉え、それぞれが学ぶ領域や活動体験を生かし「自主創造」の
 気風に満ちた人材の育成を目指しています】

 「日本人としての」という言い回しは、今の時代、民族主義国粋主義、排外主義、人種差別などの偏狭な主義思想と誤解されかねない表現なので、見直されたほうが良いように思うのですが、それはさておき、曲がりなりにも「自主」や「主体性」を重んじるのであれば、部員たちの行動を抑制するのはいかがなものかと思いますね。
 それともなんですか? この部員たちの行動は「日本人としての主体性」とは無縁だとおっしゃるのでしょうか?
 日大の方々のコメントに関しては、曖昧な表現を許してはいけませんね。必ず真意を確認したほうがいいと思います。

 なお、日大アメリカンフットボールの公式サイト(http://nu-phoenix.com/coach/)によるとコーチ・スタッフとは以下の方々だそうです。
 コーチ全員ということはここに名前のある森琢氏以下全員ということでしょうか?
 部活のコーチということは教育者であるはずですが、自分たちの行為が教育の名に恥じないと胸を張って言えるのでしょうかね、この方々は。もしそうだというなら、いわゆる「親の顔が見たい」という感じですね。ご家庭でどんなしつけを受けてきたのか知りたいものです。

部長 加藤 直人
副部長 道明 康毅
コーチ 森   琢
コーチ 佐藤 知浩
コーチ 箭筈 雅利
コーチ 小山 朋行
コーチ 武田 真一
コーチ 秋山 徹也
コーチ 鈴木 孝昌
コーチ 白坂  剛
コーチ 長谷川昌泳
コーチ 田中 芳行
コーチ 五十嵐 亮
コーチ 井ノ口悠剛
トレーナー 小山 貴之
トレーナー 高瀬  隆
トレーナー 立原 裕之
ストレングスコーチ 田村謙太郎
社員代表 森田 元彦