sangak’s diary

日大アメフト部の部員たちはコーチ陣の圧力に屈したのか?

危機の大学論  日本の大学に未来はあるか? (角川oneテーマ21)

日大選手が声明文「指示に盲目的に従い」/原文まま(YHAOO!ニュース)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180529-00223558-nksports-spo

 日本大アメリカンフットボール部の選手による悪質な反則行為で関西学院大の選手が負傷した問題で、日大の選手が29日、声明文を発表した。
(以上、記事より抜粋)

要点は以下の通りです。

●チームメイトの反則行為について、ケガを負ったQBの選手、家族へのお見舞いと連盟、関係者へのお詫び
●選手で話し合った結果、今回の原因は不明
●調査には全面的に協力する
●反則行為をしていた選手は追い詰められていた(理由は不明)
●監督やコーチに盲従し、コミュニケーションが不足していた
●選手として変わっていく自覚はあるが、何をすべきかはこれから考える
●いずれ他の学校とも今までどおり試合がしたい

 反則行為とそれに端を発した騒動に関しては、何も語っていないに等しいですね。
 これを「まだ若い学生たちが、現状をよく理解した上で最善を尽くしたコメント」と取るか、「コーチや大学の圧力に屈した結果」と取るかは、受け手側の判断に委ねられるかと思います。
 個人的には後者の印象が強いですが、しかし、「じゃあ、自分が同じ立場に置かれたらどうするか」となると、現段階ではこれが精一杯かもしれません。
 すでに騒動は、アメフト部だけにとどまらず、アメフト関係者や日大の卒業生など多方面に拡大していて、一部では大学の存続の是非にまで話が及んでいます。
 これだけ多方面から重圧がかかるなか、選手たちの発言が「ラクダの背を折る藁」になる可能性もありますから、当事者としては慎重にならざるをえないでしょう。
 在学生や卒業生の今後の人生もかかっているわけで、学校内の同調圧力も容易に想像できます。
 となれば、仮に真相を話すとしても、仲間の耳がない場所に限られるはずで、公的な捜査機関が介入するまで、息を潜めておくしかないでしょう。
 しかしながら、ここでまたひとつ懸念されることがあって、警察内にも日大の卒業生が多いそうです。
 作家の大石英司氏は、自身のブログ内で、今後、捜査機関と日大との間で、以下のようなやりとりが想定されるとしています。

大関係者「君、上司は誰?……。ああ、なるほど。彼もそろそろ定年だよね。
      確かまだ大学生の娘さんがいたはずだが。
      いや、優秀な男だから、警備業界やアミューズメント業界。
      再就職先は引く手あまただろう。
      いやほら、うちの理事長は、この危機管理学部にことの他熱心で、
      もっと規模を大きくしたいと常々仰っていてね、うん……、
      警察官人生の上がりとして、大学教授も悪くはないと思うけどね……。
      所で君、今日は何の用事だったっけ?」
警察関係者「よろしくお願いしますorz」
(「大石英司の代替空港」http://eiji.txt-nifty.com/diary/より)

 さて、実際のところはどうなるのでしょうか。

 

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