sangak’s diary

指導力も常識もない幼稚な大人が子どもを殺しても罪にならない?

 

部活があぶない (講談社現代新書)

部活があぶない (講談社現代新書)

 

 

最高検、再捜査要望認めず 剣道部の熱中症死亡事故(産経WEST)
https://www.sankei.com/west/news/180721/wst1807210051-n1.html

 最高検は21日までに、大分県立竹田高校(竹田市)で平成21年、剣道部の練習中に熱中症で死亡した工藤剣太さん=当時(17)=の両親が再捜査を求めた不服申し立てを認めない決定をした。母奈美さん(49)が明らかにした。
(以上、記事より抜粋)


↓こちらは去年10月の記事です。

元顧問の賠償負担、高裁も支持 大分の剣道部員死亡訴訟(朝日新聞DEGITAL)
https://www.asahi.com/articles/ASKB20322KB1TIPE024.html

 

 大分県竹田市の県立竹田高校で2009年、剣道部の工藤剣太さん(当時17)が練習中に熱射病で死亡した事故を巡り、県が負担した賠償金2755万円を当時の顧問や副顧問に請求するよう、両親が県に求めた訴訟の控訴審判決が2日、福岡高裁であった。佐藤明裁判長は、元顧問に100万円を負担させるよう県に命じた一審・大分地裁判決を支持し、県側の控訴を棄却した。
(中略)
 高裁判決は、剣太さんが練習中に竹刀を払い落とされたにもかかわらず、竹刀を持たずに構えをとり、注意されても気づかなかったなどと指摘。熱射病による意識障害を疑うべき状況だったとして、「死に至ることを予見することができたのに、演技だと決めつけて指導を続けており、重大な過失がある」と判断した。
 一方、「元副顧問にも負担させるべきだ」などとする両親側の付帯控訴も棄却した。
(以上、記事より抜粋)

 つまり、部活の顧問という立場にありながら、熱射病の危険について正しい知識もなく、生徒に無茶な指導をし死に至らしめたのは顧問なのに、その賠償金の大半は市が払い、顧問はたかだか100万円で済まされたということですね。
 では、無知無能な人間を顧問にした学校側の責任はどうなるんでしょうかね?
 そもそも市が払うということは税金ですよね? 両親からしたら、自分たちが払ったお金が戻ってくることになるだけ。顧問はコレで責任をとったと言えるのでしょうか?
 とりあえず、このような重大事件を起こした顧問の名前をただちに公表し、国民全員で彼のような無知無能な人間の言動を終始チェックできるようにしないとだめでしょう。
 公表もせず、たかだか100万円というはした金で放置したら、また同じことを繰り返しますよ。それはつまり将来有る若者の生命が奪われるということです。そして同じように無知無能な三流顧問が大量生産され続けるということです。

 日大のアメフト部の事件と、まったく同じ構図ですよね。

 

↓なお事件の詳細は以下のブログでまとめらえております。

大分県剣道部員死亡事件(スポーツペアレンツジャパン)
https://www.sports-parents-japan.com/kenta1/