sangak’s diary

【文科省腐敗】「遺憾に思う」は「反省していない」という意味だった?

 

 

文科相「誠に遺憾」 相次ぐ逮捕に省内動揺(毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180726/k00/00e/040/280000c

 相次ぐ幹部の逮捕に、文部科学省内に衝撃が走った。同省国際統括官の川端和明容疑者(57)が東京地検特捜部に逮捕された26日、省内は対応に追われ、職員らも表情を曇らせた。
 林芳正文科相は正午ごろから報道陣の取材に応じ、「現職の職員が逮捕され、誠に遺憾。捜査当局の捜査に全面的に協力したい。信頼回復は難しい状況だが、地道に一つ一つ努力を進めたい」と語った。
(以上、記事より抜粋)

 組織のトップクラスの腐敗が明らかになった今、組織全体が汚染されていると見るのは、人として当然の感覚だと思うわけで、当然、その視線は林芳正文科相にも注がれているわけですが、何を呑気なことをおっしゃっているのでしょうかね。どうにも他人事のような気がしてなりません。
 ちなみに「遺憾に思う」という言葉には、以下のような意味があるです。

コトバノ
https://www.kotobano.jp/archives/1102

記者会見などで経営者や政治家が、自ら(または自社・身内)の行いについて「遺憾に思う」と使うことがありますが、この場合も意味は変わりません。「うちの社員がえらいことしちゃいましたよねー、いやいや、残念残念。ほんとになんでそんなことしちゃったのかなー」というニュアンス。大袈裟に書きましたが、自らの行為について「遺憾」を使うと他人事の雰囲気になっているのがご理解いただけるのではないかと思います。
つまり、「遺憾」には謝罪の意味は含まれていないのです。
(以上、記事より抜粋)

 つまりこちらの記事の内容にそうなら、林芳正文科相は、はっきり他人事と認識していることになるわけですね。「教育」の頂点に立つ方が、まさか日本語の正しい使い方をご存じないとは思えないので、正しい意味「自分には関係ない」ということなのでしょう。この記事の内容が正しいなら。
 ぜひ真摯な謝罪の言葉をお聞きしたいものです。
 もし本当に罪の意識があるなら、今すぐにも、与党が、公務員の汚職を禁止し、露見した場合に重罪を課すための具体的かつ実践可能な法令案の作成に入ってくれると思うのですが、そのあたりいかかがでしょうかね。