sangak’s diary

【野犬問題】山路徹氏「行政の対応には合理性がない」

人はなぜ不倫をするのか (SB新書)

山口県周南市で「野犬」目撃多数 エサやりが原因と言うが...県や保健所、学校に対策を聞いた(J-CAST
https://www.j-cast.com/2019/07/02361538.html?p=all

周南市環境政策課の生活衛生担当者は、野犬増加の問題があることを認めたうえで、市の公式サイトや広報紙から注意喚起を行っているという。また増加の原因には「むやみなエサやり」が横行していることがあると述べ、「そのため野犬が自然繁殖してどんどん増えてきた」と答えた。「ここ数年で野犬が増えてきた」のが市としての実感だという。
(以上、記事より抜粋)

先日も取り上げたこの話題。
本日放送のTBS番組『ゴゴスマ』では、コメンテーターの山路徹氏が現地に赴いて取材した内容を語っていました。

山路氏によると、ボランティアの方々が犬の立場に立って行動しているのに対して、行政側は「数を減らすこと」だけ躍起になっていると批判。

さらに「餌やりを禁止すれば犬たちが空腹になる」、「行政の罠は危険。鉄板に挟まれた犬は死ぬ。野犬に慣れているボランティアと協力して無理のない捕獲を」と、行政側の対応には合理性がないと断言します。

批判するなら口先ではなく効果的な行動を

現場に行ったこともない素人の感想では、餌やりを続ける限り犬は繁殖を続けるでしょうし、山路氏のいう「無理のない捕獲」とは具体的にどのような方法なのかも番組を見ている限り伝わってきませんでした。

仮に、1~2年と時間のかかるものであれば、その間に犬はどんどん増えていくのではないでしょうか? 雪だるま式に増える借金のようなものではないのでしょうか?

行政のやり方を批判するのであれば、曖昧な言葉でごまかすのではなく、具体的かつ実現性のある提案をすべきではないでしょうか?

他方、捕獲した犬の処分を巡っても、山路氏は最終的に殺処分を考える行政に対し、「野犬は寿命が短い。5~6年で亡くなるから緑地公園にシェルターを作るべきと主張しているが、行政はまったく耳を貸さない。合理的な反論がない」といっています。

野犬の死亡年数が短いという根拠がわからないのですが、それって要は飼い犬に比べて生活環境が悪いからということですよね? だとしたらシェルターで保護した場合、その寿命は伸びるのではありませんか?

そしてそうしたシェルターを作るお金はどこから出てくるのでようか? 維持管理するためのお金は? なにか問題が起きたときに責任をとるのは誰でしょうか? 行政がこうした事柄を決めるだけでも多くの日数がかかりますよね? その間、野犬たちをどのように扱うのですか?

何より、山路氏はその間何をされるのですか? ぼーっと見てるだけですか? 実際の努力は行政に押しつけるのですか? 違いますよね? ちゃんと貴方も身銭を切って、犬の数を減らすためにこれから現地で努力をされるのですよね?

「減らしたくない」から増えるままにしていい?

また同番組内では、コメンテーターの女性が「この子(犬)たちは、昨日今日で増えたわけじゃない。ずーっと長い時間をかけて増えてきた。減らす場合もそれなりの日数をかけるべき」と言ってますが、日数をかけて増えた原因はなんでしょうか? 餌やりを続けてきたからではないのですか? 増やした側への責任追及はしなくていいのですか?

犬猫の殺処分問題に関しては、実際に汗水流して苦闘を重ねている方々がいる一方、そういう篤志家たちの努力を盾にして、自分は何もしないくせに感情的にわめき散らす人たちがいるような気がします。

山路氏はどっちのタイプなんでしょうか?

山路徹氏 福島原発20キロ圏内に自ら乗り込み犬猫救出中(NEWSポストセブン)
https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0411/sgk_110411_1363736563.html

あの不倫騒動以来、すっかりタレント転身したかと思われていた戦場ジャーナリスト山路徹氏(49)が新たなプロジェクトを開始した。
(中略)
山路氏をよく知るジャーナリストがいう。
「山路さんは“目の前の小さな命を救えないような社会が人間を救えるとは思えない”“私は取材者である前にひとりの人間です”といって、辛抱強く活動を続けています。でも、いかにもオンナ受けしそうな目の付け所は確かに彼らしい(笑い)」
(以上、記事より抜粋)

こちら2011年のものです。
仮に女性ウケを狙ったとしても10年近く活動されているのは立派だと思います。
できればその愛情を犬猫だけでなく、人間社会にも向けていただけるといいですね。