sangak’s diary

『けものフレンズ』で重大問題発覚?

 

 

●人気作の舞台裏で起きた降板劇

 2017年1月から3月にかけて放映され、爆発的人気を博したTVアニメ『けものフレンズ』。多くのファンから愛された本作は、放映後もその人気は衰えることなく各種のコラボが大ヒット、主題歌を担当した声優ユニットどうぶつビスケッツ」は各種歌番組で引っ張りだこととなり、TAAF2018アニメ オブ ザ イヤー部門では、監督・脚本賞を受賞。アニメ第2期を期待する声は、最終回直後からネット上に散見されていました。
 しかし、昨年9月25日、本作の監督を手がけていたたつき氏が、突然プロジェクトから外れるというツイートを発したことから事態は急変しました。


 たつき氏といえば、本作において、監督、シリーズ構成、脚本に名を連ねる、まさに中核といっていい存在。一見ほのぼのとしていながら緻密に計算されたストーリーや、個性豊かで魅力あふれるキャラクターたち、さらに作品全体をとりまく心安らぐ空気に至るまで、たつき氏の持ち味が発揮されていると言われていました。
 そのたつき氏がプロジェクトを離れるとなると、仮にアニメの続編が作られるとしても、その内容は大きく様変わりする可能性があります。たつき氏の作風に惹かれたファンの間からは、降板理由に関する噂が飛び交った結果、プロジェクトのコンセプトデザインを手がける吉崎観音氏や、ツイートに名前の上がったKADOKAWAへの非難が相次ぐこととなりました。
 こうして作品を取り巻く空気は険悪なものとなり、現在では何か新しいコラボや企画が発表されるつど、一部のファンからの反発が起こるようになっています。

●新作ゲームで再炎上

 そして、新たに発表されたアプリゲーム「けものフレンズぱずるごっこ」もまた、こうした騒動の火に油を注ぐこととなりました。
 ひとつには、本ゲームの中でアニメの画像がそのまま流用されていることでした。その手抜きぶりもさることながら、これに関してアニメの制作を担当した制作会社ヤオヨロズに知らされていなかったという事実が明らかになりました。
 


 そして、プロジェクトを統括する「けものフレンズプロジェクト」への批判が高まるなか、ゲームの配信がスタートすると、ここでまた新たな問題点が指摘されることとなりました。


 まだ真偽は不明ながら、ネット上の書き込みによると違法性の高い行為が行われているとのことで、この書き込みがネットで拡散されたことで一気に炎上、再び吉崎氏やKADOKAWAへの批判が加熱することとなりました。
 そんな中、けものフレンズ公式ツイッターでは、騒動に関するコメントが公表されました。

 しかし、公表内容はゲーム中で流用されているアニメ画像に関してのみであり、違法性を指摘された音源への言及がなかったことから、騒ぎは収まる気配を見せず、該当ツイートにもファンの批判的な書き込みが殺到しました。
その後、開発を担当した株式会社ファンプルストリームも以下のようなコメントを発しました。
http://www.funplecorp.com/jp/ja/
「サービス開始直後にチェック漏れによるご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。
 確認された問題は、修正いたしました。
 今回のトラブルに関してまして、皆様に心より深くお詫び申し上げます」
(以上、抜粋)
 しかしこちらも、コメント内容が曖昧なため、ファンの不安や不満を完全に払拭することはできていないようです。
 人気絶頂からの急転直下、かつての盛況が嘘のように重い雰囲気に包まれている『けものフレンズ』。個人的には、アニメ2期あるいは第2弾を心待ちにしているのですが、はたしてそれが叶う日は来るのでしょうか。