sangak’s diary

森田豊氏「前川氏は、中学生の授業を行う人物としては不適切」

黙して語らず―官僚の自殺と腐敗はなぜ生まれるのか

「自民の部会、無視できない…」文科省、前川氏講演調査(朝日新聞DEGITAL)
https://www.asahi.com/articles/ASL3N5G72L3NUTIL02V.html

「前代未聞で不当な支配」=授業問い合わせに前川氏(JIJI.COM)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018032100738&g=soc

 文部科学省の前川喜平・前事務次官名古屋市立中学校で行った授業について同省が市教育委員会に問い合わせた問題で、前川氏は21日、長野市内で講演し「質問を送りつけるのは前代未聞。不当な支配に当たる」と述べた。
(以上、記事より抜粋)

 本日の『ひるおび』でも取り上げられていました。
 事態の経緯としては、、2月16日、元文科省事務次官前川喜平氏が名古屋の市立小学校で公開授業を行うと、翌17日に、「池田佳隆衆議院議員から問題提起を受けた」という赤池誠章衆議院議員が授業について確認を求めるメールを文科省幹部長に送り、翌18日に官房長から「対応します」と赤池議員に返信したという流れだそうです。
 問題となっている文科省の対応については、今月15日に記者から質問を受けた際に、文科省の淵上孝教育課程課長は「(公開授業の件について把握したのは)うちの課です」と答えていましたが、19日に行われた野党合同ヒアリングでは「外部からの問い合わせがあった」と認めつつ、「今回の事実確認をするうえで影響を与えていないため」としてその人物の名前はあげませんでした。
 その後、林芳正文部科学大臣赤池議員と池田議員の名前をあげたことで、政治家の介入があったのではという疑念が生まれました。
 そして今月20日、淵上氏は記者から「池田議員から指摘を受けたことを隠していた理由は?」と問われると、「明確に申し上げましたかね」と、自分の発言すら否定しようと必死でした。
 ちなみに、この赤池議員と池田議員のお2人は、自民党文部科学省の部会長と部会長代理であり、文部科学省の政策に強い影響があるトップ2だそうです。

圧力をかける議員と国民に嘘をつく官僚

 淵上氏のこうした言動について、元自治官僚で政治家の片山善博氏は「今は官僚が平気で嘘をつく。霞が関が劣化している。平気で嘘を付くような人間が教育の中枢にいていいのですか?」と批判。
 元文部官僚の寺脇研氏は、「内容が法律や学校指導要領に反しているならともかく、授業の内容は普通であり、このようなことはありえない」と強い口調で断罪。「国の方針が教育現場に降りて、軍事教練のようなことが起きていた。そのようなことがないよう、教育委員会という中立的な組織を作った。このようなことはあってはならない。(政治家の介入を否定し、文科省が)主体的にやったというのなら、文科省として致命的なミス。法律的な根拠がなにもなく、このような干渉を行うなど、地方自治の観点からも決してやってはいけないこと」。
 さらに、政治評論家の伊藤惇夫氏は、気になることとして「安倍一強、自民党の奢り、官僚の萎縮」の3つをあげ、根底で森友問題と共通していると指摘。
 元裁判官・国際弁護士の八代英輝氏は「深刻だと思ったのは、外部から指示があったことは『文科省が主体的になってやった』ということで、『文科省は圧力をかける組織だった』と国民に印象づけたこと。法案を通すことを優先したのかもしれないが、そのために文科省の看板を自ら汚すことを選んでしまった。法案審査を盾にして官僚を動かすなんてことはあってはならない」と、官僚に対する議員の圧力と、それに屈する官僚の双方を批判。
 一方で、スタジオでは、文科省の執拗な問い合わせに対して、毅然として対応した該当中学校の上井靖校長、名古屋市教育委員会の藤井昌也指導室長や指導主事に対して称賛の声があがりました。

前川氏は中学生の授業担当として不適切か?

 『ひるおび』の後に放送された『ゴゴスマ』では、医師でジャーナリストの森田豊氏が「そもそもなぜ前川氏を呼んだのか。中学生は多感な時期。個人的には出会い系バーの件も納得していない。(そういう人物を選んだことは)文句を言われてもしょうがないのでは。文科省が問い合わせることではないが、親御さんから疑問が出たとしても不自然ではない」と主張していました。
 前川氏が行った授業とは、「これからの日本を創るみなさんへのエール」と題して、不登校や夜間中学校などをテーマにしたとのことで、とくに中学生にとって悪影響を及ぼす内容とは思えません。
 そのことは番組内でも指摘されていましたが、どうやら森田氏は前川氏のことがお嫌いみたいですね。

 

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